2018-07-02 おかえり、自在。 僕の暗喩は 悪夢を模り 苦境に咲く 盲の肺癌だ 譚詩が悼む 中央線では 雨の気配を 季節に招く 君の初恋は 切実を赦し 永遠に睡る 神の細胞だ 口紅を点す 走馬燈まで 汐が頬張り 瞬きは迫る 「来世の腕」