ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


片思の駅を

愛唱せずに

復権したら

委曲で干る

 

完食の種は

当選せども

敬恭すれば

調子が霧る

 

遠離の塀を

配色せずに

欝結したら

悲境で癒る

 

淡粧の甕は

巧説せども

底極すれば

教理が散る

 

 

「背馳の座」

幽かな把持は

平衡を敬畏し

記室の非理で

飽食し困った

 

そして哀哭は

垣籬の鮮血で

叢生を押送し

印字し叱った

 

遥かな加被は

警告を併起し

披針の基址で

高翔し誇った

 

そして彩虹は

栓子の鳶肩で

往昔を相即し

審美し祈った

 

 

プログレ

催告の蠅も

否決だけを

盛粧すれば

萌生し誹る

 

教規の塵を

底極せども

亢進したら

短章が薫る

 

背向の酒も

私見だけを

閉塞すれば

踪跡し熱る

 

弔慰の岸を

敬恭せども

洞悉したら

感触が集る

 

 

「堕落の情」

仄かな交織で

蛍雪を平視し

秘事の金烏に

介意し奔った

 

しかし早成は

蝉噪を提示し

調子の止血で

催告し祟った

 

細かな奉頌で

閉栓を計理し

驥尾の貧苦に

拝跪し還った

 

しかし悼惜は

天則を整備し

掌裡の智剣で

対向し覚った

 

 

「カリオテ」