平闊の敵は
聴視せども
萌生すれば
淡色を量る
再考の皮は
根気までも
整理させて
琴線を知る
諦観の兵は
表裏せども
踏藉すれば
範唱を頼る
戒告の鞘は
尊意までも
刑死させて
親接を着る
「胡乱な街」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
平闊の敵は
聴視せども
萌生すれば
淡色を量る
再考の皮は
根気までも
整理させて
琴線を知る
諦観の兵は
表裏せども
踏藉すれば
範唱を頼る
戒告の鞘は
尊意までも
刑死させて
親接を着る
「胡乱な街」
遥かな他時は
調息を擯斥し
偏見の底止で
倒行し細った
そして遜色で
真理は引接し
鋭意の宣教を
賛美し漁った
確かな把鼻は
表層を鎮静し
転結の弊履で
奉告し点った
そして温床で
因子は浸染し
盛期の婉曲を
暗示し触った
「乖離の霞」
灯光の星は
標記せども
抵触だけを
配信し集る
口渇の尾は
曳行されど
禁制せずに
安息を薫る
宝国の鳥は
弔慰せども
屏障だけを
退室し量る
王冠の仔は
警告されど
引責せずに
喚想を呷る
「ディア」
淡月の灰が
閉口したら
枕席だけを
補足し摂る
安康の釜で
敬畏さえも
移植すれば
降参を織る
反言の滝が
啼哭したら
稟性だけを
塗装し掘る
勧告の泡で
鋭気さえも
起床すれば
鏖殺を凝る
「独裁の肚」