綺麗な夢が
残存する朝
眩しい径を
転回し往く
花は克己し
切望が実る
苦心の蔭で
恩顧を悟る
素直な嘘が
伝達する闇
均しい翅を
感応し詠む
蜜は嫉妬し
大罪が奔る
諦視の傍で
正理を削る
「観念の旅」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
綺麗な夢が
残存する朝
眩しい径を
転回し往く
花は克己し
切望が実る
苦心の蔭で
恩顧を悟る
素直な嘘が
伝達する闇
均しい翅を
感応し詠む
蜜は嫉妬し
大罪が奔る
諦視の傍で
正理を削る
「観念の旅」
粗筋に恋して
深く嘆息した
必然な火熱は
顕在を祀った
記号が連接し
盲愛を宿せば
楽読の若芽に
空は翻転した
星陰に託して
薄く昏睡した
横暴な夜露は
追憶を捜った
智見が損耗し
難役を遺せど
真実の論理に
霊は哀惜した
「主題の芯」
透明な花は
暗く泣いて
詩人の裡に
哀訴を刻む
霊魂に宿る
被曝した無
深い尊崇を
悪魔が食む
喧騒な月は
弱く笑んで
家畜の夢に
哲理を招く
法則に迫る
依存した個
甘い嘆声を
天使が吐く
「ライ」