ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


母が愛した

風になって

残暑の夜は

頬も涼める

 

夢に見れば

私は泣き虫

空虚な心を

希望で汚す

 

私を殴って

帰らぬ家で

でも倖せは

懐中にある

 

過る記憶に

母の微笑み

空と別れて

躯を溶かす

 

 

「大気の子」