2016-02-17 ■ 子守唄揺れる 煙たい暗がり 青痣に塗れた 寵愛を教わる 快楽の授業に 私は虜となり 春が遅れても 夢中で蕩けた 罰する神様が 言う儘削った 左腕の階段は 何より自慢だ 光彩が差して 近寄る乱暴の 清潔な笑顔に 魔法を失った 「石の裏」