2015-03-11 ■ 貴方の胸の内の誇りに 僕の天命は相応しいか 一度だけの恋をして 其れを真実だと謳って 甘く恥らう夢を観て 枕は赤面の余熱を隠す 寝息の静寂を知る日から 僕の我儘は絶え間ない 貴方の笑顔に添うたびに 瞳は万華鏡へと変わる 絹のような肌さえも 触れる直前に風と化す 幸いの追憶は花弁の味 花を摘んだら愛でなさい 酉の星が降り注ぐまで 酉の星を思い出すまで 「酉の星」