ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


寝息に口づけて

そっと旅に出る

列車は東京行き

窓で雪が染まる

 

君は気丈だから

日々の穴を堪え

空白な愛のまま

幸せと演じるか

 

忘れてください

捨ててください

舞台の台詞さえ

真実に成る為に

 

寝息に口づけて

そっと旅に出る

雪は赤く色付き

僕の血肉は凍る

 

 

「不帰哀歌」