ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


煙草の灰より軽く

奴隷の鎖より重く

最初のキスより熱く

最期の肌より冷たく

 

僕の情熱は痩せて

視野を狭べてよろめく

若き日の懐かしさに

あの人の手首の傷に

 

ポプラが育っていく

言葉には名前が無い

木々の意味も知らずに

ただその恩恵を信じる

 

首を絞めて跳ねる喉

手のひらが覆う我が頬に

僕の情熱の全てがある

まだ泣くべき時ではない

 

 

「情熱の檻」