ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


世界は屍の上で還りゆく
骨の悲鳴は滑稽で
ところどころに残った肉片を
自尊心という獣が喰らってる


僕を愛した昔の詩人を
僕は汚して験してまた汚し
必然的な別れの痛みを
突きつけられて目が醒める


彼女はまさに月でした
つまりは空に浮かんだ寂しい穴で
その純潔な魂は
僕を優しく砕いて捨てた


今日も明日をやり直し
過去の孤独が心を埋める
今度はきっと大丈夫
この残像に秘めたる呪いも




「月」