ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


嘘の神様は
寂しさの中で笑っては
この僕に傷つかない方法を
夜が来るたび一つずつ
大事に大事に教えてくれた


嘘は悪いから
僕は酷い人間だったね
でも傷つけるのも痛いので
朝が来る前にこの色を
油絵の具に混ぜて空を描く


嘘のようなことが
本物になったとしたら
誰かが喜び多くが死んで
僕は叫んで貴方は目を閉じ
逆さの恐怖に羊水が震えてる


嘘の神様
貴方は寂しくないのですか
僕の傍だけずっといて
手足の無い美しい姿を持つ
誰のものでもない嘘の神様よ




「嘘の神様」