ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


欲張り

ほしい。
ほしい。
僕の事を好きになってくれる人がほしい。
ほしいほしい。
どうしてもほしい。
僕の事を考えてくれる人がほしい。
下さい。
誰かなってください。
僕の事を認めてくれる人に。


僕を抱きしめてくれる人。
僕を愛してくれる人。
こんなに小さくなっていく。
こんなに指先が虚ろです。


血管の揺れる音。
血が出る分だけ苦労が報われる気がした。
自己満足だ。
変態趣味だ。
それだけ。


願いをかけてみたい今日この頃。
決着をつけるのはもうそろそろかな。
詩を書きます。




くどいほどの
社会の決まり
異端者だけで
怒られる


思想を持っちゃったのに
灰のように寝返ろう
認めてもらえるため
生きてゆくため


悪いことを
多くとりすぎて
枠の中に入って
嫌な顔され


その言葉は
聞き飽きた
狂ってようとも
病んでいようが


血のように赤い
カシスのように
無難にやれと
顔が笑えど




題して「この街で」です。
それでは。