芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
蝉が頭に飛びついて 木の実のような音がした 少し笑って寂しくなって 蝉の恋慕を思い出す 愛のために生きる蝉と うまくは生きれない私 私は蝉が羨ましい 私は恋が羨ましい 耳を塞いでしまっても まだまだ汚れは拭えなくて 口を噤んでしまっても まだまだ穢れ…
私は貴方を追いかけて 森に迷い込んでしまいました 貴方は憚らずに友達を得て 私は替わりに帰り道を亡くしました 「貴方は笑って戯れる 小鳥や鹿や虫たちと 貴方の手は伸び枝になる 貴方の目は閉じ月になる」 貴方の木陰で揺れながら 私は片腕の狩人になりま…
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