ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


痛哭の夢で 与信を督した 讃美の解は 口気を蘇して 不日の胸は 孟夏を干して 安康の乱で 聾児を臆した 夕刻の爪で 妬心を浴した 完尾の才は 想起を濾して 無実の舟は 放課を模して 蘭交の餡で 往時を録した 「背反の波」

坂の敗報は 試刷で秘する 獏の楽団で 元素を便じて 俗の動輪は 残基の代価だ 雨の緘口で 狎昵に応じて 墓の才鋒は 飛札で資する 学の爆弾で 弁疏を現じて 毒の造林は 断機の罪過だ 亀の安康で 往日に困じて 「朧気な兵」

空の褒賞で 拝跪を攫って 藍の冠辞は 降心に応じた 森の督視に 淡交で慢じて 薬箋までも 漏精を擁した 洞の相承で 再帰を祓って 解の暗示は 往信を高じた 鳥の杢糸に 満腔で嘆じて 落選までも 夭逝に聾した 「ピィティ」

酸素の旅で 頭記を染めて 仮想の槍は 余接に寇した 愛視の幕は 門戸を臆して 配位の仲で 能事を誇った 嘆訴の錆は 掻器を止めて 野葬の狩で 古説を擁した 昧死の悪で 恩顧を沐して 内意の墓は 鳳字に遺った 「篤き受難」

拝啓の皿で 掌上は光って 野趣の核で 功過を浴した 檻の妄覚は 盟誓を演じて 蚤の祷祀で 短時は訛った 細径の肚で 表情は叱って 歌手の厄は 蛹化を剋した 森の凹角は 衛星を免じて 富の脳死で 難字を堪った 「ピエロ」

夜装の神は 酷使を擁して 等積の檻で 安心に嘆じた 満天の苗は 能記に踠いて 報答の底で 最始を填めた 仮相の闇で 抑止に抗して 往昔の鳥は 短信を按じた 難点の前で 猛気を覗いて 想到の鉾は 敗死に醒めた 「沈む処置」

嘉尚の薪で 猛威を濾して 難点の網で 横恣を残した 欲の燈花で 他時は宿って 崩裂の空で 才智を量った 魔性の垣で 好意を模して 暗転の波で 脳死を起した 徳の養価で 野次を辿って 葬列の洞で 廃置は逆った 「粗悪な径」

零時の刑は 季節を戮した 哀毀の里で 総画を泳げど 置換の蜜は 綿花を転じて 能相の堀で 稗史を倣った 繋辞の霊は 離接を鞠した 再起の後で 凹角を戦げど 未刊の膣は 天下を免じて 蓬窓の糊で 乃至を祓った 「苦き著述」

塑像の許で 慢性を誘って 破顔を濫し 牢記し焙じた 運星の靴に 交換を興して 有機の罪で 多層を訳した 模造の外で 産制を纏って 裸眼を叛し 抛棄し老じた 燻製の欝で 往還を殺して 通規の弓に 野葬を託した 「沁む値札」

夜驚の膜は 夢精に揺れた 私心の息で 垣籬を詮じて 端局の釜で 空席は積った 離接の貧で 返詞を隷して 魔境の厄は 油性に群れた 威信の式で 千里を演じて 寒極の弾で 痛惜は曇った 秘説の燐で 恋矢を聘して 「マイナー」

運指の淵で 拝跪を呷って 徒消の森は 満限で嘆じた 枢機の弓は 野情を作して 鍵の内含を 嚢子で拒んだ 憤死の裡で 哀毀を量って 喪章の鳥は 短言で慢じた 湧起の炭は 叉状を訳して 凪の回雁を 後翅で望んだ 「蔭る心象」

句点の累で 陋巷に抗した 的の晏起で 桜花を戻して 数刻の月は 倒置を則した 陽の保清で 破線を雇って 流転の杭で 鴻荒に聾した 痕の慢気で 孟夏を脅して 痛哭の隙は 相知を督した 砲の余生で 野戦を掃って 「凶暴な机」

殺気の幕は 夢裡を透いた 迂遠の弓で 幼歯を負って 回視の肚は 怖畏に暮れた 塗絵の妻は 当道を逃して 末期の柵は 掏摸を剥いた 所以の膿で 横恣を酔って 敗死の殻は 句意に触れた 釣餌の沼は 能動を鎖して 「審美の許」

階前の雨は 迂拙を崩せど 幕の野生で 養価を洩した 補欠の虎は 痛覚を服して 脳の総記で 際限は鳴った 愛染の亀は 苦節を写せど 役の磨製で 猛火を汚した 吐血の洞は 風格を尽して 躁の納期で 内言は去った 「フィルム」

種の鑑査は 口気で点って 悪事の槍は 用箋で臆した 猛獣の糊で 内語を纏って 空の抱囲で 白紙を裁した 鐘の嘆嗟は 投企で氷って 薬餌の蟻は 横線で浴した 膿汁の森で 迷子を倣って 洞の創意で 作詩を配した 「脆き支度」

死ぬ前に飛べ 強く聖く碧く 散る儘に書け 深く苦く慧く 枯れた夢の波 透けた夜の虹 晴れた傷の味 埋めた神の罪 僕は嘘を混ぜ 空闊に淋しい 君は唄を撫ぜ 悠遠に正しい メタに遺した 背理を抱えよ キスに点した 哀詩を求めよ 「ギフト」

峡路の粗は 往信に篭って 草賊の糖で 対価を散じた 稗史の中で 脳裡は細って 強姦の毒で 蛇行を害した 哀辞の殻で 降神は踊って 統属の葬で 綵花を嘆じた 乃至の墓は 法理に残って 洞観の獄で 画稿を題した 「被造の魔」

哀史の幕は 霧中で熟れて 陽気の恋で 空間は揺れる 相即を論じ 累世に推する 痰血の翅で 諷示は積って 昧死の悪は 宇宙で群れて 好機の宵は 幽閑で暮れる 蝋燭を損じ 水性に類する 蟠結の種は 通辞で肥って 「ファー」

僕の机上は 瞰視で縛せど 富の妊性で 難険を頼った 皿の反正は 蜂起で謗って 闇の画線は 合装を擁した 君の慕情は 万死で攪せど 肉の遁世で 短見を訛った 肚の産生は 挿記で熱って 学の野戦は 様相を号した 「表顕の溝」

胚子の縄は 脳室を誇って 満積の乱を 露光し沐した 往昔の仔は 乖離を漁って 送像の友を 探見で触った 泥梨の母は 芳信に遺って 卵生の末を 模刻し録した 恒星の尾は 哀詩に罹って 統属の苑を 酸欠で祟った 「重き鳴音」

吸殻の嘘は 鞘を暗示し 摂理の駅で 霜を祝った 罪代の茎は 弾を回顧し 天使の決で 塵に狂した 浮雲の裾は 泡を讃美し 遠視の咳で 糸を慕った 靴墨の月は 型を嘆訴し 権利の鉄で 岸に弔した 「戦傷の洞」

夜鷹の妻は 火星で結び 想起の唄は 難字で肥る 回路の村は 予告で続き 名残の舟は 装画で唸る 抱囲の沼は 暗示を濯ぎ 盲唖の櫛は 他責を譲る 哀詩の砂は 萌芽を盗み 嘆訴の雪は 模索を括る 「リプライ」

養畜の声で 厄の懐石は 放逐の空で 柵の犯跡は 由の校庭で 約束の殻は 星の装丁で 錯綜の肚は 遁世の靄で 的の帯剣は 温凊の蚤で 痕の内見は 時の盲管で 満席の弾は 沖の納棺で 愛惜の波は 「転調の籠」

蜜の督視で 熱意を難じ 槿花の媚は 瞻望を計る 人我の聾は 迷路を廻り 縞の叢記は 軽蔑を漁る 膣の黙示は 列位を濫し 陰火の帯は 変貌に触る 臨画の脳は 呈露を祟り 暇の抛棄で 永別に罹る 「憂き全知」

恋文の痕は 熱を率いて 乱生の欲で 塵に迫った 安息の腰は 昼に願って 要務の埒を 咳で縮めた 往昔の釜は 蛇を憎んで 役割の聾で 舌に転じた 完結の檻は 肉に偏して 廊下の闇を 点で偲んだ 「混紡の汗」

楽園の法は 拝崇を弄して 満月の損で 算測を黙した 暗号の恋は 間然を襲って 内殻の塔で 怠忽を呪った 扁率の陸で 連作を貧して 正弦の蜜は 命数を弑した 掲額の息で 英実を嫌って 天候の肉は 熱汗を誓った 「ヴェサル」

回生の肝は 因子に劣る 養殖の夢で 南華を煮て 円規の裡は 教理に罹る 寧日の蚤と 融和し擁し 済世の霜で 品詞に細る 偸食の爪は 瞞過を診て 偏気の淵で 勝利に触る 名実の籾と 通話し党し 「雑草の値」

美しき鈴は 風紀の松明 君は紅葉し 伏線に写る 暫くの檻で 熱戦が宿る 僕は硬結し 年光を縛る 大凡の真は 病の背表紙 君は内服し 約束に踊る 彗星の嘘で 高鳴る金章 僕は難船し 短折を啜る 「挨拶の蔭」

利剣の茎は 函架を論じて 詠唱の端で 萌生を印した 相思の膣は 胆気を餞して 迷想の任で 濃化を慢じた 帰結の累で 乱鴉を混じて 秉燭の蟻は 往昔を貧した 統理の芯で 賛意を典して 寧息の蜜は 盲唖を難じた 「セレクト」

丕績の祷祀は 破線を転座し 惨禍の湾曲で 戦時を触った 敗聞の手配は 否塞で透過し 千思の腕骨は 話頭を渉った 季世の脳死で 仮説を捻挫し 安価の断橋は 衍字を漁った 怪物の寝息は 帰葬を濃化し 遠視の弾痕は 堕獄で黙った 「聖い醜悪」