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ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


井戸の底で 偏見を病み 君は真昼も 亡霊にする 絹の秘匿は 暴悪で掘り 薄紅差した 憧憬を裂く 獅子の腹で 静穏を詠み 僕は回帰も 親密にする 蔭の流転は 神性で織り 臓物模した 哀惜を吐く 「永い掌編」

泪の不時着に 君は声を弱め 可愛い怨嗟で 浄く依存する 辿った体温に そっと甘噛む 縫目は裂けて 追憶が溢れる 鏡の異教徒に 僕は嘘を求め 根深い懺悔で 遠く仮想する 終った幸福に ずっと微笑む 台詞は融けて 口実が溺れる 「歪んだ引力」

童顔な春が 困って笑む 君は告別し 花香を残す 潮風は気儘 奉仕する嘘 死兵が祈る 平静の毛色 混紡な恋が 燈って惹く 僕は占星し 奇蹟を想う 村雨は一途 手櫛する夢 魔物が渉る 再誕の至福 「美なる瞳」

貴方の戯言に 業を望む私は 穢れた崇拝で 重く執心する 私は才で病み 必然を考える 不実が淋しく 憐憫も叶わぬ 貴方の暴慢に 天を嘆く私は 潰えた告白で 弱く虐殺する 私は裡で泣き 永遠を企てる 古銭が冷たく 大罪も宿さぬ 「神の仔」

野蛮な舌は 冒涜を嗜む 初恋の花が 枯れる程に 過誤の骨を 齧って疼く 心は深淵で 断絶に罹る 多感な指は 切実を苛む 旋律の熱が 熟れる儘に 慈悲の肌を 触って靡く 命は前線で 概念に還る 「血の御業」

盗んだ煙草が 正論に燃える 遺灰は舞って 蓋然性を護る 隔絶地で説く 神を裁く亡霊 木魂が秘めた 反転する妄言 貶した映画が 禁則に老ける 通話は発って 平行線を渉る 尊厳死で往く 罪を磨く恋人 本音が魅せた 点滅する善悪 「ビロード」

星の遺稿が 落下した街 美しい地獄 静謐な滅亡 語る詩篇は 予言の寓話 至福を綴る 聖なる火焔 罪の不作が 悪化した春 忙しい慈愛 残酷な恩恵 薫る叡智は 奇蹟の末路 苦悩を祈る 真なる自律 「ブラウン管」

道端に咲いた 敬虔を捜して 気儘な旅人が 裸足で廻った 景色は流線型 砂の声を知り 遠く深む空が 微かに笑った 惜別に点いた 勇壮を逃して 誇大な王様が 詩想で睡った 活字は浄福性 闇の痕を去り 永く掴む夢が 密かに叶った 「恩恵論」

旅。

今日から日曜日まで、少し旅に出て、詩作ができません。 楽しみにしてくれる人はすいません。 月曜日にはまた復帰しますので、宜しくお願いします。

義憤の瞳は 亡ばぬ嵐を 裡で廻らせ 残忍に視る 屠った猫に 墓も造らず 悪食好んだ 神の怠惰を 覚悟の刃は 結ばぬ病を 芯で燈らせ 冷血に斬る 縛った匣に 罪も祈らず 強欲刻んだ 人の汚穢を 「聖き修羅」

星の雨宿りに 目頭が燃える 甘美な引力を 根底で悟って 廻る夢を観る 神話の安楽死 煌く恋で編む 罪深い詩劇よ 闇の花盛りに 哲学が癒える 穏和な終末を 聖域で想って 燈る街を去る 汽笛の鎮魂歌 瞬く嘘で富む 心無い銀河よ 「オリオン座」

小皺が語る 福音な君に 地獄の底で 眩しく頷く 永い厭世に 破滅の渦巻 僕は忘れて 空白を編む 夜霧が悟る 天国な君に 神坐の陰で 愛しく呟く 浄い東雲に 裸足の初恋 僕は薄れて 再会を詠む 「輪廻想い」

棄てた憧憬で 失せる愛液に 贋物の吐息は 追憶を殺すの 目蓋の暗闇に 溢れる青春は 実存した恋を 残光で描いた 冷えた汗水で 融ける幻想に 喪失の寝癖は 人生を保つの 乳房の心象に 潰れる弱虫は 停滞した嘘を 朝露で洗った 「ジルバ」

詩の哲学で 暴れる鬼は 僕を模って 苦痛に触る 古い警笛が 嘆く疾患に 寵愛は捩れ 獣を育てる 美の偏見で 溺れる神は 君を偽って 毛布に潜る 聖い便箋が 孕む欠損に 残照は薄れ 鎧を与える 「安全な闇」

困難な頭蓋に 音感を詰めて 孤独で憶えた 六弦が吼える 逃亡兵の血が 旋律で色付く 銀河系は鳴き 天国を揺する 前衛な詩性に 問題を秘めて 空虚で鍛えた 妄言が煮える 赤信号の尾が 痛覚で息衝く 死化粧は咲き 絶望を撫する 「ノイズ」

噴水は怨み 暗鬱を謳う 易い歓喜が 隷属に果て 苦痛は薄く 精気を偲び 静謐の色が 残虐に散る 灯台は嘆き 原罪を示す 荒い希望が 憐憫に満ち 理想は脆く 固執を喘ぎ 幸福の癖が 歪曲に照る 「心象自殺」

電柱の兵士が 平和に勘繰り 釜猫は多剤し 手首を刻んだ 牡象が暴れて 児童を肉にし 粗雑な演奏は 青年の欲望だ 狂信の夜鷹が 汚名に千擦り 野兎は自尊し 美品を怨んだ 沢蟹が隠れて 非道を性にし 気鬱な鉄道は 天空の悪心だ 「深淵の賢治」

怨嗟の墓に 故里を去る 身軽な嘘が 街で喘いで 祖は形骸し 理屈で黙る 静物の恋を 違える儘に 奇蹟の膣に 梅毒を知る 孤高な猫が 舌で偲んで 児は散漫し 自由で廃る 神託の雨を 厭える程に 「無頼の壇」

革命の回路を 内在した君よ 善悪は淋しく 掌編で灼ける 演劇で死んだ 詩人の現実に 哲学も白けて 時が牙を剥く 天秤の定理を 盲信した君よ 躁鬱は烈しく 論証で富める 公園で抱いた 玩具の幸福に 本能も薄めて 罪が星を編む 「抗える児」

義眼の裏で 溺れる母親 届かぬ指が 暴悪を掴む 仔猫は匣で 正義を唱え 三途の沼に 詠って沈む 麻酔の味で 悶える愛人 拒まぬ喉が 宵闇を呻く 生花は月で 朝陽を忘れ 讃美の毒に 想って靡く 「切なる娘」

昼の子守唄が 韓語で訛れば 隔絶的な僕は 夢に人を殺す 学問は荷物だ 芯を知る程に 睡魔は散漫し 沈黙が乱れる 雨の通勤路が 地獄で曲れば 平行線な君は 傘に肉を恵む 恋愛は煙草だ 欲を去る儘に 名残は永別し 猛毒が重なる 「形骸国花」

水星に往く 帰れぬ街は 信号で溢れ 僕を禁じた 文学は死す 韻の亀裂が 海を騒がせ 焚書で悼む 雪道に吐く 踊れぬ鬼は 哀憐で暴れ 僕を演じた 元凶は魅す 盲の至福が 翅を紡がせ 悪夢で否む 「脳病」

冷凍庫が詠む 南極の詩篇で 貧困な小魚は 鯨に自殺する 永遠さえ描き 延命を統べて 沈黙が美徳な 氷点下の死神 洗濯機が泣く 初恋の予感で 熱情な生娘は 嵐に研磨する 曇天さえ憎み 色物を混ぜて 騒音が気鬱な 石鹸玉の聖人 「電流の自覚」

失恋の底で 玉葱を刻む 清潔な音に 魂が融ける 古い毛布は 名残が薫り 窓を閉めて 初雪に祈る 背信の淵で 仏壇を拝む 散漫な熱に 幻が負ける 永い歴史は 私欲が宿り 縄を絞めて 桜木に実る 「幸子の陰」

初恋の林檎に 毒蛇は祈った 聖なる切望が 罪悪を重ねど 甘露な感性は 運命に背いて 貧しい大地で 寵愛を萌やす 痛覚の孤独に 神様は惑った 真なる永遠が 静謐を与えど 不遇な天啓は 幸福に嘆いて 等しい讃美で 哀情を満たす 「エデン」

夜の谷底で 遭難した恋 災厄みたく 理屈が痛む 正しい枷も 心を救えず 不幸な熱は 朝露に滅ぶ 夢の先端で 錬金した罰 生命みたく 善意が穢す 親しい嘘も 瞳を保てず 一途な肉は 残影に騒ぐ 「失楽園の街」

言葉の陣痛で 落日する詩人 生きた残骸は 美学に溺れる 脊髄を砕けば 温厚な路地裏 紡げぬ僕さえ 善が祝福する 甘露の感性で 詠唱する愛児 満ちた憧憬は 白紙に捧げる 恋文を怨めど 寛大な十六夜 至れぬ僕さえ 韻が氾濫する 「不随な魂」

深い侮蔑に 言葉が踊る 絶望の声で 交響する心 鍋で炒めた 憂世の道理 僕は臓物を 文学に磨く 重い短詩に 悪夢が燈る 落日の色で 反転する泪 毒で浄めた 美感の手枷 僕は音韻を 病巣に抱く 「詠む残痕」

雷光の記憶が 両翼を毟って 冷たい植物は 無残に黙った 歪んだ若枝は 理由を求めて 天空の野心が 切実に犯した 亡骸の夢想が 完熟を悟って 重たい老鳥は 不屈に祈った 刻んだ慟哭は 予言を宿して 年輪の悲愴が 丁寧に深めた 「詩の畸型」

夜の余韻が 舌で蕩けて 淡い生花に 理由を鎖す 星が語った 美神の嘘は 結べぬ恋を 冷酷に編む 雨の思想が 肌で砕けて 熱い音色に 季節を離す 蛆が護った 屍骸の国は 滅べぬ露を 切実に富む 「甘い銃弾」

星の環状線は 嘘を祝福して 愚盲な詩人に 聖く暗示する 褪せた空想を 懐古した闇で 少女の名残が 鮮やかに薫る 花の運命論は 神を断絶して 美談な秘密に 永く依存する 痩せた首筋を 自罰した恋で 悲愴の善意が 穏やかに腐る 「メロディ」

雨の暗喩を 信ずる僕は 雪に救われ 凍土で睡る 言葉が痺れ 忘れた恋に 体温の下で 泪は流れる 窓の思考を 論ずる君は 月に呪われ 夜風で軋る 希望が暴れ 穢れた嘘に 遠景の許で 病は捩れる 「命の台詞」

神経病な街で 不発弾は嘆く 核分裂の夢が 深く淋しくて 讃美に怒れば 灼熱は磨かれ 正しい炎煙で 脳裏を彩った 心配性な雨で 彼岸花は恵む 氷砂糖の嘘が 永く愛しくて 甘露に祈れば 終焉は刻まれ 等しい痛覚で 昨日を葬った 「希薄戦線」

裸の受難が 支配する匣 乏しい僕は 口笛を鳴く 甘い洗脳で 深爪をして 素敵な罪が 疫病に還る 茜の艶美が 自害する線 烈しい君は 神学を裂く 硬い心根で 散骨をして 不吉な熱が 追憶に交る 「終末の胎」

冬の向日葵は 寵愛を縒らず 孤高な色彩で 密やかに咲く 深雪は黙って 句読点に宿す 予言した命が 淡い夢を病む 朝の牡牛座は 憂愁を刈らず 神秘な幻覚で 鮮やかに点く 青空は惑って 鎮魂歌に乱す 換気した心が 聖い悪を食む 「氷る美景」

人肉の味に 部族は祈る 詠で殺した 個性を鎖し 深い共有は 混成に至り 自動な罪を 空腹で悟る 暴力の恋に 売女は罹る 膣で捜した 苦痛を肥し 強い独善は 存在に触り 非道な傷を 演算で語る 「モダン」

満月も嘆いた 数奇な憂世に 天使は夢精し 下着を浄める 空箱を廻って 切実に求めど 善悪は嘘吐き 夜露の見逃し 肋骨も暴いた 不正な叡智に 奴隷は奉仕し 因果を殺める 祝福を毟って 硬骨に否めど 原罪は端書き 理想の仕返し 「バベル」

哀しい泥に 穢れた僕は 温厚な罪を 巧く演じた 歳月が囁き 赦された街 堕落に怯え 悪夢を焚く 淋しい雪に 紛れた君は 崇高な毒を 強く信じた 彗星が瞬き 殺された空 詩想に喩え 美神を惹く 「濡れた音色」

剥いた林檎を 齧りもせずに 君はベッドで 完成している 弱音の絵具は 小壜に溜めて 僕が忌む神を 聖い色で視る 欠けた硝子を 想いもせずに 僕はカルマで 復讐している 名残の臓腑は 月下に秘めて 君が蒔く熱を 永い雨で知る 「被虐の恋文」

月蝕に死ぬ 静謐な馬は 君の戒律を 身籠り哮る 崇高な穴は 憤怒に黙り 毟る神経が 欲望を煮る 楽園に富む 鮮烈な花は 僕の完結を 裏切り還る 正善な肉は 破滅に縋り 実る悪虐が 才覚を塗る 「生傷本能」

戦艦が燃える 僕は旗を振る 大洋で祈った 愛国の蜃気楼 児を生す儘に 大人と信ずる 因果の包丁で 心臓は恐れる 兵隊が死ぬる 僕は神を視る 銃撃で弾けた 英雄の不純物 世を忌む故に 孤独と交わる 飽和の代償で 本性は歪める 「平和な痛覚」

起源の旅は 自在な心で 宇宙と空に 境界を描く 星は無言で 芸術に至り 熱量を宿す 永劫の銀河 慈愛の肉は 偉大な絆で 名残と花に 恩恵を招く 人は狭間で 追憶に祈り 万物を癒す 天国の器官 「救済論」

襟肩に生える 虚空の証明で 楽園を離れて 罪と交差する 恋する無知は 菜の花を毟る 雲が流されて 月に遠慮する 雨音に満ちる 正気の敗血で 静謐を乱して 嘘と自殺する 呈する齟齬は 死の色を騙る 時が遺されて 神に妥協する 「青翅狂」

雑巾の味に 青春を悟る 僕は祈った 退屈で死せ 密告者こそ 悪に怯える 神の麻酔で 君は薄れた 菌類の罰に 観劇を迫る 僕は縋った 膣外で出せ 合言葉こそ 善に違える 生の数字で 君は毀れた 「ヤンチャ」

どうして君は 色が実る前に 綺麗を悔んで 子宮で稼ぐの 童貞の祈りは 命に痛いから 偶像を纏って 深く飛込むの それでも君は 春が廻る為に 乳房を掴んで 必死で喘ぐの 愛液の薫りは 泪に近いから 体温を洗って 強く微笑むの 「無修正聖書」

麦酒の缶を 重ねた森で 僕は迷って 空白になる 悪い酩酊で 詩性を濁し 錠剤の嘘に 安心してる 煙草の灰を 信じた罪で 君は狂って 音韻になる 聖い絶望で 不幸を犯し 死神の声に 感銘してる 「温い怠惰」

唾液で混ざる 碧い抗鬱剤に 君の味が残り 嬉しかったよ 倒錯した恋は 自殺で散るね 真夏の亡霊に 淡く遠慮して 花火で終わる 脆い幸福論に 君の声が罹り 眩しかったよ 鎮魂した嘘は 空虚で縒るね 浅瀬の惜別に 遠く破滅して 「葵の泪」

皺の数だけ 苦悩を嗜み 鮮明に咲く 叶わぬ初恋 時が忘れた 君の残り香 遠い歴史を 悼んで睡る 罪の骨まで 慈愛を苛み 陽炎に泣く 想わぬ霊魂 枷が外れた 僕の宿り木 古い逢瀬を 結んで廻る 「老害蝶々」

内なる聖女は 化粧で色付き 秘密を飾って 水面に魅せる 磨いた古鏡に 美を映しても 私のベーゼは 波紋で満ちる 真なる禁忌は 仮定で渦巻き 雌雄を想って 魔物に混じる 歪んだ不幸に 死を捧げても 私のヌードは 怖気で熟れる 「陰茎ロリータ」

森が見殺し 木蔭で睡る 君の鎖骨に 口紅を塗る 薄目で眺め 指が紡げる 呪文を唱え 舌は溺れる 街が見離し 末路で実る 君の名残に 善人を去る 乳房で鎮め 頬が讃える 叙景を与え 肌は亡べる 「ロマンス」