ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


君は常識を 毛布だと信じ 認知の富で 宿望に毒した 花畑の殻は 視診する耽美 相関を論じ 空を補完した 僕は能性を 転結で病んで 真理の旅で 癌を飽食した 物語の膣は 夜行する孤独 脳を刑殺し 詩稿に響いた 「ウォール」

罰の数で大人 僕は傷を売る 慧き血の本途 詩の虎は肥る 夜行列車は 僕の精神科 死亡保険に 嘘を拝贈し 軽き獏の暗示 君は没を選る 痴の先は墓場 都の識に浸る 有害図書は 君の包装紙 避妊手術で 石を詮索し 「ハミング」

生傷塗れの 家畜の熱は 脳を壊した 貴女の盲に 自決華めく 不潔な病院 其の足枷に 佇む道理で 遡行遊泳の 心象検査で 切望が死ぬ 僕の運星に 淡き科学よ 強き静閑よ 必然を注ぐ 空虚の下で 「ロスト」

糧の喚想を 僕は暴食して 蟻の暗鬼で 頬は熱ってる 密告の径で 難を嬲れども 塵の調教を 咳で煽起する 外の奏法で 弾は嘆息して 虹の任期は 繭を護ってる 変則の蛇は 糸を祈れども 別の弁証が 君を禁忌する 「サイン」

死兵の翅は 故里に罹って 苦き弾丸が 血汐で煮える 紅き烏は 垣を沸かせて 瞼の夢に 余接を描く 訳義の窓は 盲信で肥って 遠き歪曲が 哀詩に賭せる 聖き嵐は 痣を病ませて 菫の蜜に 訃報が沈む 「無益な実」

恐竜は泣く 密室に罹って 空の本性を 風月で紡いで 旅人の血は 高尚な甘味剤 花の兵機を 搾って専攻し 僕の縫合で 付録は喚いた 君の臓物は 闇夜に篭った 精血の詩を 等しく包涵し 警鐘が配る 知足の体操着 「熱の転調」

養殖の讃美で 混血する花は 夏に篭って 総説してる 君が黙る程に 淵は恣行され 秘録の天使 巻煙草の夢 愛染の後尾で 再構する骨は 脳に触って 還送してる 僕が護る儘に 冬は帰結され 破算の等比 脱感作の渦 「フラスコ」

庭に隠して 雨を数えて 聖戦倣った 君の小夜曲 僕が縋れど 終電は失せ 秒針が売る 世界線の痣 抱擁で歪む 前提の背骨 時限を破く 敗績の足音 凹の為の凸 風化した瞼 栞は引訣で 行方を量る 「命数の戯」

辿る儘の僕に 肥沃土が語る 護る程の君に 核兵器が干る 弱い肉の僕は 村芝居を綴る 軽い風の君は 蔓薔薇を毟る 嵐を縒る僕に 違和感が睡る 泪を競る君に 燃素説が射る 吐精する僕は 夜行性を縛る 愛撫する君は 真理値を破る 「グレイス」

美点の翅は 通気性を捧げ 幻で熟む 披針の可決 火輪の多血で 欲が溢れて 旅を競るのは 鏡の逆鱗 悪意の舵は 使用感を結び 魂に湧く 季節の誤見 墓穴の遺薫に 月が敗れて 恋を漏るのは 瞳の鶯舌 「デリート」

僕の野蛮は 寒凪を纏えど 恋の色葉で 遺失に溺れた 嘆息で興る 空虚の器官は 口実を介し 健常を保った 君の毛布は 崇信を犯せど 夢の屍室に 盲唖で紛れた 怠学で黙る 清書の至善は 推察に誘い 対償に育った 「難の罹患」

錠剤の苦味で 雨が欠いた 剃刀の速度で 夢が醒めた 電車の号哭で 夜が果てた 荷縄の耐性で 色が割れた 屋上の風化で 花が負けた 猛煙の過熱で 劇が褪せた 血汐の敢行で 君が絶えた 惨禍の愛惜で 僕が生った 「スーサイド」

重き鼻炎で 泪を憎み切り 電話に語る ハローハロー 密かな傷で 久遠を犯せば 指で尋ねて ハローハロー 歪む前歯で 煙に齧り付き 夜に残した ハローハロー 乏しき欲で 幻視に倣えば 自壊で描く ハローハロー 「孔の荒涼」

初恋とは 祈りの徒消 恥の中毒化 飢渇の悪業 色恋とは 毛布の微熱 指の重過失 不全の叫び 永恋とは 宇宙心理学 散文的器官 落涙唯物論 諸恋とは 貴女の天恵 僕の片割れ 最期の混和 「慕の景色」

星雲の尾で 蟻が燈る時 不平に集る 新品の真理 風が裡にて 知を葬送し 暗鬼の責で 殻を穢した 閑窓の蔭に 返事を縫い 遡った荷は 輪舞の名残 芯が酸化し 花香に畏れ 骨を齧る程 機に仇する 「クルード」

次元の琴線は 径の端を歩き 小銭が囁く儘 嘘に擬態する 旅は旅らしく 昏鐘を見送り 極地の麓まで 罪を模索する 混血の因果は 塔の檻で孕み 手枷が佇む程 神を嗜好する 傷は傷らしく 朝凪に頬寄せ 篤疾の底でも 韻に寄生する 「宿世の種」

おかえり、自在。

僕の暗喩は 悪夢を模り 苦境に咲く 盲の肺癌だ 譚詩が悼む 中央線では 雨の気配を 季節に招く 君の初恋は 切実を赦し 永遠に睡る 神の細胞だ 口紅を点す 走馬燈まで 汐が頬張り 瞬きは迫る 「来世の腕」

おやすみ美型詩。好い悪夢を。

約しき空想は 回生を他薦し 超克の狭義も 口渇で隣った そして迂拙で 恩誼は保続し 閉瞼の鋭意に 暗雨を量った 苦しき通則は 退席を架設し 恐惶の蝶児も 統管で氷った そして不宣で 本地は悪憎し 永訣の兵機に 半句を呷った 「パッシブ」

碧き管見で 金穀さえも 燕石ならば 告辞を織る その配字で 標記せども 転職すれば 法線を摂る 難き暗穴で 淫行さえも 顕性ならば 噯気を凝る その大尾で 弔慰せども 変症すれば 当節を掘る 「落魄の価」

確かな繁殖で 飛札を鎮静し 癲狂の瓶裏も 放還し燈った しかし素質は 専恣で偃息し 印記の親権も 再構に当った 遥かな探勝で 治産を擯斥し 偏曲の涕泗も 統轄し細った しかし汚疹は 垣籬で戦争し 神威の引訣も 哀哭に触った 「バァブル」

慧き暗黒で 因子さえも 早成なれば 衍字を競る その大儀を 詆毀すれば 功利までも 徴証し霧る 浅き散光で 真理さえも 往昔なれば 戦技を選る その峡路を 敬畏すれば 悼詞までも 矜式し散る 「主の違算」

仄かな交感は 顕位で閉口し 表紙の器質を 懐疑し腫れた そして細事は 支根を治理し 定則の泉石で 総説し党した 細かな包括は 偏気で警告し 鏡裡の飛信を 拝辞し枯れた そして大義は 恥骨を私使し 星霜の展性で 闘戦し相した 「ロンド」

宏き飢渇で 高校さえも 編制したら 冠詞に嵌る その戦利で 壮気にさえ 長息すれば 再審を祟る 浄き比観で 宝国さえも 譴責したら 藩籬に罹る その天資で 当為にさえ 焦燥すれば 退室を触る 「ティーズ」

得難き顕微で 勲績は右折し 異教の肌理に 寒暄を呷った そして対質は 聴視の非職を 偏見で定位し 当事が細った 気高い遠邇で 運星は苦戦し 危局の遺屍に 暗穴を騙った そして配信は 表裏の地象を 転結で併記し 褒美が隣った 「酷な振子」

強き空香で 戒心さえも 調理すれば 交尾に隣る その褒美に 表裏せども 再進なれば 奮興は坐る 暗き通告で 退室さえも 狂死すれば 当時に篭る その相似に 焦思せども 廃疾なれば 寸刻は肥る 「糧の腐敗」

遥かな些事は 千里の屏息で 否決を信倚し 創興し掘った そして偸食で 枕席は休戦し 敬恭の天資も 耽美を飾った 清かな把鼻は 片思の正装で 試験を擯棄し 奉告し剃った そして好尚で 金星は注説し 底極の権利も 甘辞を辿った 「渇仰の負」

慧き大則を 偵察せども 創始したら 腸胃は痴る その排擠は 片思なれど 硬結すれば 貧苦が霧る 高き才藻を 清算せども 統理したら 小器は散る その解析は 権利なれど 奉献すれば 金烏が干る 「不遜の核」

細かな方言で 平衡の見思は 季節を非斥し 反側し枯れた そして相剋は 戦機を締結し 蝶児の志操で 砕心し祟った 仄かな皓月で 警告の編尾は 飛泉を規整し 観想し晴れた そして等候は 天意を精研し 睫眉の知足で 退室し悟った 「福音の幕」

深き通辞で 多足さえも 表顕させて 投企を掘る その新生に 寸節だけで 宴饗すれば 讃美し赤る 強き風靡で 破窓さえも 長欠させて 抱囲を摂る その引責に 雲箋だけで 選局すれば 暗示し覚る 「パノラマ」

愛しき否決は 廃曲の安慰で 栄進し返辞し 芳志を送った しかし逃避で 転義の鮮血は 載籍を嘆賞し 聴診し繁った 等しき異見は 哀叫の反旗で 閉室し演技し 応否を屠った しかし相思で 戦時の天険は 大成を蚕食し 詳悉し契った 「種の交錯」