地球史呪って
自殺が富めば
不正な楽園も
平和に結べる
核弾頭の詩に
犠牲を望んで
無口な映画が
轟音で流れた
宇宙図燈して
花火が咲けば
粗雑な葬式も
銀河に紡げる
喪失感の美に
憂世を磨いて
孤独な手紙が
盲愛で溢れた
「善く死ぬ」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
地球史呪って
自殺が富めば
不正な楽園も
平和に結べる
核弾頭の詩に
犠牲を望んで
無口な映画が
轟音で流れた
宇宙図燈して
花火が咲けば
粗雑な葬式も
銀河に紡げる
喪失感の美に
憂世を磨いて
孤独な手紙が
盲愛で溢れた
「善く死ぬ」
神聖な隣町は
黄昏に燃えて
血液が沸く程
君を祈らせる
楽園の哲学に
正しく符合し
退屈な憂世も
憧憬で満ちる
乱雑な物語は
混沌に魅せて
脳髄が編む儘
僕を還らせる
妄言の音律に
烈しく呼応し
軽薄な認知も
感性で朽ちる
「奇蹟のエサ」
一日花の色は
再誕を罰する
滅びた恒星が
嘆美する夜に
僕は径を往き
前世に微笑む
不吉な正論も
洗わず食んで
三環系の性は
哲学を欲する
捧げた幻想が
惰眠する朝に
君は霊を病み
迷夢に渦巻く
無口な喧騒も
残さず吐いて
「明暗臓器」