ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


2010-01-01から1年間の記事一覧

僕の亡霊 僕だけの亡霊 青く温い息を吐く亡霊 遠慮がちに笑って亡霊 切なく泣き虫で、気難しくて しかし花言葉を大切にする、僕の亡霊 黄泉の先には細い傷道があって そこには三つの杏の木があって 彼女はそこで、胎内を翻している 僕の亡霊 僕だけの亡霊 瞬…

世の中は惨めです 僕はとても惨めです だけどそれだけではないのです 僕には風景を愛でることはできないけれど 誰かの言葉を愛します 思い出してみましょう 忘れずにいましょう 僕という子供が 描いたその祈りを 他人には不純です 僕はいつも不純です だけど…

私の影が私を無視する 私の夢が私を汲み取らない 私は部屋の隅にある宇宙に、 ブラックホールに憧れる 「僕ほどの優しさを研ぎ澄ました詩人になると 天体の孤独などに言葉少しで そして、人という不可抗力の中で 孤独の愛などを見抜くことが出来るのです」 …

恋愛主義と名乗る生命の思惑によって 私たちは世界に見初められ 愛情表現なる疑わしき其れに 軽やかにしめやかに詩を綴る 触ったか触らないかの薄い肌が そっと色づいていく君 貴方の最上である恋愛というものが 私に気づかせぬまま一片になろう 恋に破れた…

風という名を繰り返し 星という名にトキメイテ 散々喋ったそのあと その状態を言葉したい アア 可愛いあの娘のスカート 翻したいで夕暮れ 青く萌えてる小丘には 秘密屋敷が眠ってる アア ポップスターになりたいよ 全然冴えない僕でも 空の青さが邪魔だぜ、…

僕は僕は僕は 僕は僕は僕は 僕は僕は僕は 僕は僕は僕は 夢を見てます 人が死にます 空へ投げます 恋に落ちます 僕は僕は僕は 誰か誰か誰か 貴方貴方貴方 彼が彼が彼が 赤に驚き 黒を囁き 白を睨んで 青く為ります 僕は君が風に 誰かキスをある日 貴方いつか…

黒い輪郭を描く僕は 躊躇なく頭を抱えるけど 視線が交錯する頭上では そこに救いがあると信じてみたり 冗談です 僕が生きている夢を見た 白く軽く輝く部屋で 僕だけ何だか苦しくて 赤く巡る姿を望む君は 線をなぞるばかりで笑うけど 思考が沈殿する彼らから …

僕が悪さの僕だから 街中は天使だらけです おかしくなったあの日から 繰り返されない話です 鏡の世界の話でも 大事な事は嘘を吐きます 真実が言えない筈は無い 僕の言葉が振動ならば 間違いや価値を話しては 頭を地面に叩きつけます カボチャのプリンは食べ…

友人に頼まれて曲の歌詞を書いた。

もしも願いが叶うなら 平等なんかに惑わされないで 幸せになりたいな、って思います 幼女になってロリコンを犯したいよ もしも願いが叶うなら 命なんかを嘯(うそぶ)いたりしないで 大切なものを信じたい、って思います ダルマの少女のアクメを知りたいのだ …

亡霊は言葉を反芻し続ける。

唐突に希望が持てなくなって 踏切が僕を目の敵にし始めたら 頭の後ろ辺りが点滅を始めてしまうんだ 唐突に希望が持てなくなって ぶつかる人々で痛いと涙がこぼれたら 眼窟の奥辺りの光が途切れないかと心配になる 其れでも僕は負けたくなくて 情けないって泣…