ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


闇の花瞼で

公海を止して

督の往航で

晏起を帯した

 

民訴の釈で

盛粧を面して

兵士の戻で

離線を僄した

 

紙の野犬で

洋灰を濾して

憶の登降で

短期を愛した

 

辛楚の脈で

瞑捜を宣して

茘枝の併で

卑賤を諒した

 

 

「ウェルシ」

盟の生鮮で

新車を魅して

非想の慄で

黎庶を聘した

 

鳥の往古で

暗刻を達して

薬科の覚で

公権を擁した

 

姓の銘仙

民社を資して

離騒の泌で

兵書を令した

 

折の投壺で

淡交を圧して

活火の役で

用件を貢した

 

 

グリーフ

詩草の蜜で

滅私を撰じて

戻の撤饌で

着手を律した

 

哀の煩苛で

法剣を応じて

耕起の浴で

治工を画した

 

御荘の湿で

摂氏を免じて

抵の列線で

略取を蟄した

 

排の暗花で

王権を報じて

妖気の告で

火光を扼した

 

 

「ブリング」