ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


秘む遺矢で

演奏を経れど

寧の転所で

稚蚕を握った

 

捥ぐ好漢で

鉸具を迷えば

錯の治工で

揚棄を剃れた

 

忌む悲史で

返送を得れど

逓の年初で

二三を契った

 

焦ぐ毛幹で

麻姑を通えば

躍の鎖肛で

想起を縒れた

 

 

「カヴァル」

寝る塡詞で

中産に似れど

将棋の率で

霊交に接した

 

織る紅旗で

快感を在れて

白磁の槍で

葉層を歩した

 

照る念紙で

乳酸に散れど

両義の湿で

性行に列した

 

凝る応器で

哀歓を涸れて

薬餌の針で

芳草を寄した

 

 

レグュラ

籥の宅診で

頭指を止して

外の目耕で

満期を察した

 

犬の寄金で

決起を閲して

弊の礼装で

略史を評した

 

卓の躍進で

容姿を賭して

許の測候で

三帰を抹した

 

絹の衣衾で

悦喜を結して

霊の併走で

百司を療した

 

 

「ダマノゥ」

隷の聖遷で

勝機を律して

引く移項で

英詩を減れた

 

揉む香気で

回想を抹して

卓の訳詞で

葉圏を撮った

 

旌の冷戦で

猟奇を失して

生く罷工で

幣紙を得れた

 

籠む盲亀で

埋葬を渇して

籥の托子で

闘犬を依った

 

 

「マァタル」