ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


核の夜気で

用件を凝って

鉾の掃洒で

錯綜を配した

 

一の味煎で

名詞を抉って

鉄の連亘で

裏海を着した

 

約の花卉で

効験を拠って

底の報賽で

博捜を裁した

 

道の緯線で

英詩を巡って

列の転校で

地界を略した

 

 

「レェザル」

鮫の鮟鱇で

王氏を蘇して

洋剣の恋で

貨車を約した

 

百の御荘で

名機を偏して

醴泉の鉄で

珍菓を略した

 

雨の三光で

槍糸を捺して

高検の宵で

夜叉を隠した

 

脈の非想で

兵器を面して

汀線の列で

燐火を着した

 

 

「タィトゥ」

夜景の格で

公金を浴して

邦畿の澱で

暗紅を配した

 

釈の未成で

迷津を摂して

列の廷試で

賃走を諒した

 

家鶏の厄で

洋琴を剋して

応器の堀で

藩校を愛した

 

脈の市政で

制振を滅して

鉄の霊祀で

林葬を貼した

 

 

クリアル

役の麻紙で

毛氈を浴して

堀の応器で

阿衡を諮った

 

列の精機で

新券を律して

錐の鎮子で

丁壮を蹴った

 

幕の矢視で

陽線を目して

澱の法規で

波高を赤った

 

刹の霊気で

隣県を失して

塵の金鵄で

渓相を照った

 

 

センドゥ