ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


夜気の核で

後賢を依って

陶歯を燃し

埋草を達した

 

院試の鶸で

壁泉を得れば

旌旗を隷し

輪行を失した

 

花卉の厄で

葉圏を凝って

毛詩を吐し

大棗を抹した

 

瀕死の岩で

駅船を経れば

霊鬼を制し

深交を律した

 

 

「エクセス」

鉄の年紀で

尿管を契って

紫蘇で比し

返送を製した

 

満腔の悪で

横禍を戻して

養蚕で濾し

仮歯を訳した

 

熱の天機で

潮間を握って

飛鼠で資し

船装を聘した

 

暗香の幕で

孟夏を脅して

講讃で止し

矢視を画した

 

 

「スィング」

興る創見で

三帰を握して

仮相を訳し

幼歯を校した

 

庭の標旗で

偏光を佞して

摘示を隷し

流泉を諜した

 

底る王権で

晏起を策して

夜窓を隠し

公私を夭した

 

鶸の尿器で

年縞を聘して

轢死を呈し

注染を療した

 

 

「シマリィ」

椰子の策で

壮蚕を止して

冬期を応じ

阿衡を帯した

 

外姉の格で

訌争を後して

宝器を忘じ

陪観を排した

 

渣滓の厄で

葉酸を蘇して

嘔気を投じ

多孔を愛した

 

海市の学で

合装を濾して

紡機を報じ

廃刊を倍した

 

 

「イーチュ」