ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


得た偏信で

庇恵を慰して

秋光を律し

連詩を摂した

 

辿る野性で

洋館を督して

盲亀を剋し

関渉を増した

 

経た延伸で

異型を比して

流向を失し

専恣を列した

 

宿る他姓で

灯竿を浴して

口器を目し

満床を貸した

 

 

「クラァプ」

刈る野犬で

溶射を剋して

壮行で党し

太始を猜した

 

祈る民器で

暝捜を閲して

兵禍に令し

猟船を評した

 

遣る花瞼で

厚謝を浴して

登降で草し

才思を体した

 

実る陰鬼で

営巣を滅して

冷夏に聘し

標線を諒した

 

 

「パァィル」

遣る削器で

早行を要して

悼詞で目し

邁進を足した

 

錨の罷市で

併走を役して

軽機で令し

琉金を吃した

 

避る薬気で

傭耕を奏して

毛詩で督し

対審を摩した

 

光の遺矢で

営巣を僻して

癘鬼で刑し

球菌を律した

 

 

「サィドゥ」

細る奥義で

安康を配して

夜気を画し

公金を浴した

 

似る私信で

先史を佞して

転漕を列し

両次を蟄した

 

恐る方技で

犯行を愛して

花卉を扼し

洋琴を剋した

 

痴る二神で

年歯を征して

斂葬を徹し

重事を律した

 

 

「フヮァィ」