ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


燈る行使で

胸腺を諜して

涼気を証じ

蒼昊を勒した

 

蒔く晏起で

遠見を命じて

念死を聘し

繁霜を済した

 

篭る透視で

腸線を饗して

鍾馗を療じ

陋巷を則した

 

飽く満忌で

瞑眩を詠じて

片思を佞し

南窓を派した

 

 

「リドゥル」

錨の披針で

蓬矢を捺して

咬創を労し

猟奇を吃した

 

生る参覲で

戦機を佞して

転向を面し

麻紙を足した

 

光の遺臣で

王氏を歩して

老荘を貢し

強起を律した

 

去る軟禁で

年紀を征して

綿亘を典し

多士を増した

 

 

「バァドゥ」

蒔く廃弛で

蜂巣を模して

騰貴を擁し

野犬を託した

 

占む胃腔で

英姿を摂して

霊泉を敬し

共起を理した

 

履く昧死で

毛瘡を補して

揚棄を党し

他券を訳した

 

忌む詩稿で

青史を閲して

経線を隷し

猟奇を規した

 

 

「アウェア」

徳の傭耕で

野史を託して

邁進を察し

笊器を模した

 

生く罷市で

並走を役して

掲記を例し

料金を狂した

 

欲の登降で

多士を扼して

砕心を抹し

盲亀を蘇した

 

引く遺矢で

営巣を僻して

励起を啓し

頬筋を猟した

 

 

「エラァル」