ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


経る戦争で

慎思を評して

理研を期し

軽荷を令した

 

聞香の檻で

晏起を抹して

薬箋を託し

刀俎を擁した

 

競る変奏で

瀕死を誦して

気圏を利し

零下を啓した

 

恩降の森で

満忌を圧して

謫仙を扼し

沃素を党した

 

 

「イーズィ」

孕む核子

研鑽を偏して

熱気で征し

砕鉱を倣った

 

踊る目送で

密使に祈って

罹患を蟄し

投棄に聾した

 

絡む白紙で

返盞を検して

殺鬼で佞し

内向を浚った

 

戻る臆想で

逸史に実って

置換を律し

牢記に党した

 

 

「カァース」

星の航行で

塊茎を判じて

夜禽を策し

創起を寄した

 

幹の逸走で

営生を免じて

励振を挺し

注思を猟した

 

腰の奉公で

廃鶏を感じて

砂金を扼し

揚棄を蘇した

 

息の密葬で

盟誓を怨じて

逓信を礼し

留止を潮した

 

 

「クロゥズ」

毬の半醒で

彷徨を燃して

口気で寄し

薬箋を画した

 

畏敬の白で

精巣を閲して

敵視に列し

利権を潮した

 

梁の蔓生で

猛攻を干して

妖姫で濾し

角銭を扼した

 

施恵の色で

泳層を摂して

轢死に徹し

智剣を諒した

 

 

「スゥェル」