ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


踊る猛襲で

未成を慰して

離岸を歯し

創起を弄した

 

嵌る難航で

念死を聘して

天親を慶し

塊茎を託した

 

戻る応酬で

異姓を魅して

志願を利し

牢記を奏した

 

訛る反抗で

片思を佞して

堅陣を訂し

大系を攪した

 

 

「ノティス」

沁む易行で

嬰児を摂して

令厳を呈し

着手を領した

 

恋の蛹化で

躍進を攪して

迷子を派し

堡礁を漏った

 

忌む詩業で

正字を閲して

定言を隷し

略取を貼した

 

宵の構架で

確信を訳して

廃語を摩し

喪章を彫った

 

 

「グリード」

鋳た二聖で

納竿を興して

虎児を弄し

離愁に期した

 

量る湛慶で

停戦に僻して

性技に面し

慢航で察した

 

煮た遺制で

横貫を残して

路地を校し

貴酬に利した

 

集る半径で

閉栓に敵して

名義に撰し

鑽孔で抹した

 

 

「ウロング」

初む暢気で

認証を進じて

隆盛を寵し

当券を録した

 

幕の寛解

兼行を銘して

片時を念じ

内宣を破した

 

飲む尊貴で

震悚を任じて

中正を療し

老犬を督した

 

核の満開で

綿亘を刑して

年次を変じ

肺尖を成した

 

 

「下る漂泊」