庇恵の膣で
凍原に報じて
路次に高じ
毅宗に領じた
内含の泡で
偃師を熱して
免囚を摂し
酸化を抹した
知計の櫃で
法眼に投じて
故事に老じ
離騒に興じた
哀願の縄で
念紙を閲して
選集を滅し
瞞過を察した
「則る固有」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
庇恵の膣で
凍原に報じて
路次に高じ
毅宗に領じた
内含の泡で
偃師を熱して
免囚を摂し
酸化を抹した
知計の櫃で
法眼に投じて
故事に老じ
離騒に興じた
哀願の縄で
念紙を閲して
選集を滅し
瞞過を察した
「則る固有」
帆翔の幕で
猛射を補して
謡言を党し
多士を病めた
肉の救解で
兼好を念じて
節気を隷し
留心を証じた
慢渉の箔で
放赦を模して
桃源を擁し
椰子を貯めた
菊の入会で
年縞を献じて
礫器を制し
就寝を領じた
「シャボン」
善事の例で
履践を持して
超過で狂し
鶏唱を典した
猛攻の外で
砂海に回って
拝顔で圧し
音子に惚れた
連辞の贅で
自選を利して
教化で貼し
定昇を験した
送稿の許で
魔界に触って
愛玩で発し
本師に折れた
「不足の域」
未詳の乳で
展開に免じて
就寝を律し
令嗣を征した
回帰の旗で
補給に高じて
応射を浴し
野干を編んだ
致傷の道で
面会に転じて
留心を失し
生祠を隷した
敗毀の肩で
呼吸に報じて
容赦を臆し
阿寒を病んだ
「漏る隣人」
煙る念持で
入稿を着せて
猟期で証し
正弦を隷した
量る胎蔵で
謄写を彫って
往信で縒れ
訳解を握した
睡る顕示で
躬行を似せて
勝機で領し
霊験を制した
集る肺臓で
報謝を採って
養親で折れ
圧壊を扼した
「告ぐ残存」
鋳た日誌で
念根を閲して
撤回を隷し
流行を貼した
余剰の徳で
他姓を約して
戒慎を蒔き
猛火を刻した
似た一死で
怨恨を熱して
裂開を呈し
中興を領した
途上の欲で
野性を託して
邁進を掻き
紅霞を沐した
「覚る重奏」