ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


連想の兵で

百事を領して

稚蚕を任じ

年季を挺した

 

唆る恩誼で

圧巻を提げて

野菜を攪し

糊口を擁した

 

変相の例で

略字を評して

二三を鎮じ

転機を佞した

 

怖る存疑で

錯簡を挙げて

禍災を訳し

予行を校した

 

 

「逆る性情」

契る入校で

念紙を衒って

醴泉を銘し

民会を利した

 

感謝の箔で

舗装を鼓して

揚棄を則し

左券を遣った

 

握る中興で

転子を狙って

名川を隷し

鱗介を魅した

 

反射の格で

枯痩を干して

想起を浴し

野犬を去った

 

 

「生む落差」

透視の欲で

野犬を託して

満開を判じ

保蔵で揉めた

 

着た威光で

延期を決して

量産を歯し

精細で隷した

 

夭死の徳で

他券を訳して

半壊を慢じ

模造で褒めた

 

射た機構で

嫌忌を閲して

消散を利し

零砕で征した

 

 

「暴る結合」

内臓の髪で

好機に乗れば

創刊を吐し

対峙に察した

 

秘む慰藉で

延伸を経ても

立夏に魅し

名橋を列した

 

海象の波で

納期に凝れば

投函を蘇し

採餌に達した

 

忌む飛瀉で

変針を得ても

三日に利し

霊境を滅した

 

 

「ヴァニラ」