膣の疲痩は
片時に適して
円環を列し
鱗芽を慰した
噛む訳詩は
葉針を冦して
猛火を則し
山行で慢じた
櫃の馳走は
点字に僻して
連桿を謁し
因果を利した
病む核子は
後信を擁して
葬歌を沐し
満稿で散じた
「捩る雑種」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
幼児を歩し
破窓を訳せば
大所を生し
脳幹で富んだ
一洗で魅し
鳴謝を閲せば
廻航を察し
相思を刻した
鳳字を止し
野草を博せば
内書を足し
盗汗で祈んだ
密栓で慰し
映写を滅せば
再校を渇し
行死を則した
「籠る濁流」
経る淵源で
因子に瀕せば
了承を寵し
滴下を例した
撚る国家で
恰好は休んで
再思で満じ
妄信を蘇した
得る変現で
品詞に印せば
徴証を猟し
轢過を挺した
凝る翼果で
薬効は霞んで
昧死で散じ
喪心を模した
「混雑の崖」
混む濃化で
内向は観じて
哀子で達し
徒跣を捺した
蜜の秘巻は
蔽遮を免じて
餞送は列し
猟奇に資した
祈む降下で
邂逅は難じて
隊士で圧し
汚染を吐した
櫃の味官は
鳴謝を変じて
斂葬は節し
悚悸に利した
「縁の暴慢」
獏の乾燥で
混化を牧して
洞の盗汗は
胎屎を排した
競る遠志は
違算を資して
燎火を状し
善巧で列した
核の伴奏で
犯科を刻して
虎の砲艦は
廃址を帯した
得る千思は
屍産を医して
情歌を猟し
練行で絶した
「サムデイ」