ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


罹る多感は

沈思を供して

名花を演じ

悪憎を沐した

 

脳で彫れど

偏気で練って

心事は領し

来侵で讃した

 

集る果敢は

禁止を貼して

栄華を免じ

模造を臆した

 

法で乗れど

年季で減って

倫次は証し

再伸で濫した

 

 

「盲の背馳」

双肩の許で

毎夏を察して

内緒の神は

恒常に乗った

 

愛校の針は

本儀に興って

蕩児の欲で

薬泉を託した

 

猛犬の外で

彩霞を抹して

回書の波は

濃情に凝った

 

排行の蟻は

恩義に誇って

楊枝の徳で

謫遷を扼した

 

 

「苦難の幸」

紅霞の外で

採血に罹って

稗史の弾で

等速を報じた

 

未墾の息で

嬰児を巡って

現象を是し

神我を議した

 

装荷の琴で

潰決に逆って

隊士の浜で

法則を投じた

 

遺恨の幹で

名辞を抉って

前檣を解し

銀河を辞した

 

 

「対称の疫」

起信を領し

霊示に慶せど

円理の席で

試航を医した

 

満床の樽は

統紀を沐せど

褒詞の糊で

内感を破した

 

離心を供し

携持に隷せど

千里の益で

移項を資した

 

短章の◯は

猛気を督せど

脳死の堀で

排陥を生した

 

 

「知る写実」