ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


密教を比し

兵禍に面して

別撰の裂は

陵夷に尾した

 

悪意の枷で

昿原を臆せば

業火を草し

災祥を駕した

 

畢竟を魅し

名下に偏して

烈戦の蔑は

病衣に利した

 

赫威の汗で

横言を刻せば

葬歌を号し

外傷を挿した

 

 

「罠の減法」

難境の鍵も

好機に乗れば

塗擦の獄で

凱歌を帯した

 

未成の息は

曳索を免じて

便宜を煎じ

小閑に尾した

 

緩頬の凪も

納期に凝れば

誤殺の徳で

大火を害した

 

遺制の幹は

名作を演じて

戦技を弁じ

病間に死した

 

 

「折の才覚」

子宮を興じ

決河で征せば

遠心の劇は

銀緯を医した

 

茂生を督し

短章に慢じて

汎化の学は

強姦を歩した

 

危急を請じ

接架で敬せば

厳親の疫は

陰萎を擬した

 

吐精を沐し

満床に嘆じて

玩菓の箔は

包涵を護した

 

 

「血肉の色」

愛護で諾し

動哨で捺して

空の放棄は

波源を浚った

 

朝餐の虚は

堅果を呈して

厳行を面し

冥利を擬した

 

大悟で握し

殴傷で度して

洞の想起は

瑣言を祓った

 

強酸の著は

天下を刑して

綿亘を眩し

凝離を魅した

 

 

「深遠の錠」