ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の机上は

瞰視で縛せど

富の妊性で

難険を頼った

 

皿の反正は

蜂起で謗って

闇の画線は

合装を擁した

 

君の慕情は

万死で攪せど

肉の遁世で

短見を訛った

 

肚の産生は

挿記で熱って

学の野戦は

様相を号した

 

 

「表顕の溝」

胚子の縄は

脳室を誇って

満積の乱を

露光し沐した

 

往昔の仔は

乖離を漁って

送像の友を

探見で触った

 

泥梨の母は

芳信に遺って

卵生の末を

模刻し録した

 

恒星の尾は

哀詩に罹って

統属の苑を

酸欠で祟った

 

 

「重き鳴音」

吸殻の嘘は

鞘を暗示し

摂理の駅で

霜を祝った

 

罪代の茎は

弾を回顧し

天使の決で

塵に狂した

 

浮雲の裾は

泡を讃美し

遠視の咳で

糸を慕った

 

靴墨の月は

型を嘆訴し

権利の鉄で

岸に弔した

 

 

「戦傷の洞」

夜鷹の妻は

火星で結び

想起の唄は

難字で肥る

 

回路の村は

予告で続き

名残の舟は

装画で唸る

 

抱囲の沼は

暗示を濯ぎ

盲唖の櫛は

他責を譲る

 

哀詩の砂は

萌芽を盗み

嘆訴の雪は

模索を括る

 

 

「リプライ」