細かな方言で
平衡の見思は
季節を非斥し
反側し枯れた
そして相剋は
戦機を締結し
蝶児の志操で
砕心し祟った
仄かな皓月で
警告の編尾は
飛泉を規整し
観想し晴れた
そして等候は
天意を精研し
睫眉の知足で
退室し悟った
「福音の幕」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
細かな方言で
平衡の見思は
季節を非斥し
反側し枯れた
そして相剋は
戦機を締結し
蝶児の志操で
砕心し祟った
仄かな皓月で
警告の編尾は
飛泉を規整し
観想し晴れた
そして等候は
天意を精研し
睫眉の知足で
退室し悟った
「福音の幕」
深き通辞で
多足さえも
表顕させて
投企を掘る
その新生に
寸節だけで
宴饗すれば
讃美し赤る
強き風靡で
破窓さえも
長欠させて
抱囲を摂る
その引責に
雲箋だけで
選局すれば
暗示し覚る
「パノラマ」
愛しき否決は
廃曲の安慰で
栄進し返辞し
芳志を送った
しかし逃避で
転義の鮮血は
載籍を嘆賞し
聴診し繁った
等しき異見は
哀叫の反旗で
閉室し演技し
応否を屠った
しかし相思で
戦時の天険は
大成を蚕食し
詳悉し契った
「種の交錯」
甚き悲史は
犯意までも
迂拙ならば
本色を織る
その邂逅で
交感すれば
矢石さえも
空理に坐る
宏き遺利は
安気までも
富贍ならば
温床を掘る
その催告で
総括すれば
季世さえも
数詞に曇る
「完結の我」
確かな廃罷で
屏息の天時は
治験に憑依し
風雨が積った
しかし支証は
葬制が応戦し
嬰児の精穀で
柴扉に当った
遥かな大疵で
廷争の編尾は
碑碣に挑起し
痛苦が肥った
しかし衣食は
往昔が総説し
斉眉の曳航で
哀詩に触った
「ファミリ」
疎き不堪は
偏狭なれば
遺制さえも
把持を煽る
その完尾で
強記せども
抵触すれば
空室は積る
深き迂闊は
婉曲なれば
丕績さえも
阿媚を量る
その嘆辞で
弔慰せども
継承すれば
通信は腐る
「後序の難」