害獣の美は

首枷で響く

古い傷痕に

崇拝を縛り

 

些細な罪で

逃避する空

悪魔の熱は

認知を抉る

 

病毒の我は

一息で眩む

聖い風景に

諦観を辿り

 

緻密な咳で

創始する鳥

寝言の雨は

厭離を握る

 

 

「終演の穴」