悲愴な失恋に

神を賛美する

愛しい傷痕は

泪雨が調和し

 

厚い処方箋は

屋上で燃えて

僕の重複癖を

一途に禁じた

 

苦難な混濁に

君を懐古する

正しい足枷は

物語が意匠し

 

淡い夜光蝶は

終焉で魅せて

僕の対称性を

無口に詠じた

 

 

「薄倖の祝福」