井戸の底で

偏見を病み

君は真昼も

亡霊にする

 

絹の秘匿は

暴悪で掘り

薄紅差した

憧憬を裂く

 

獅子の腹で

静穏を詠み

僕は回帰も

親密にする

 

蔭の流転は

神性で織り

臓物模した

哀惜を吐く

 

 

「永い掌編」