ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


中也が囁く

雨の喫茶店

愛も忘れて

活字を葬る

 

窓が縁取る

不快な喧騒

無声映画

滑稽と想う

 

珈琲の闇に

淡い泣き顔

時が澱んで

哀憐に頷く

 

馳走で齧る

一片の檸檬

蜜が溢れて

憂世へ還す

 

 

「贅沢な失敗」