2016-02-28 ■ 通り雨には 念仏唱えて 冬の死骸を 綺麗に洗う 終電の刻に 独り崩れて 春は隣りで 黙って頷く 君に狼狽え 花を毟った 強がる瞳は 痙攣しだす 偉大な夏が 全て炙れば 僕の病魔も 或いは嘘に 「秋の切望」