2015-11-04 ■ 屋敷の塀に 十字架描き 古い贖罪を 祝福と信ず 亡霊の痕に 花束添えて 集る羽虫を 生命と叫く 恋人の肌に 強く齧って 苦悶の色を 愛情と視る 刳る墓穴に 自ら横たえ 地中の死を 芸術とする 「軽薄な詩情」