2015-10-02 ■ 気品を失った 鐘の如く哮る 君の喘ぎ声を 聖者は喜んだ 片時も赦さず 片時も愛さず しかし求むる 彼らの姑息さ 石から庇って 罵声に慰めて 死にゆく君へ 僕の口づけを 神話も触れぬ 僕が知る君は 微笑むたびに 泪を流してた 「泣き虫の子」