ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


死刑台で唄い

背肉を破る翅

群衆は畏れて

炬火を投じる

 

炎で照る姿は

悪夢に美しく

蝶の破片だと

子供が囁いた

 

楽曲は優しく

しかし蔑んで

唯一の本物を

心に刻ませる

 

何れ翅を広げ

闇夜へ消えた

林檎の芳香を

微かに残して

 

 

「魔女の慈悲」