2015-09-30 ■ 死刑台で唄い 背肉を破る翅 群衆は畏れて 炬火を投じる 炎で照る姿は 悪夢に美しく 蝶の破片だと 子供が囁いた 楽曲は優しく しかし蔑んで 唯一の本物を 心に刻ませる 何れ翅を広げ 闇夜へ消えた 林檎の芳香を 微かに残して 「魔女の慈悲」