2015-08-18 ■ 陽炎に眩んだ 山奥の駐車場 金切り声だけ 無謀に響いた 吐息に穢され 尊厳を貫けば 気丈な君さえ 人形と化する 鎮魂の花束が 死灰に至れど 僕の胸は地獄 闇で心を濯ぐ 風に靡く君は 草原が薫って 柔く微笑めば 頬辺も燃えて 「憎悪と混線」