ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


水子を踏み砕き

便所に流し戻る

伽藍堂の母胎に

指揮棒を振る為

 

我が儘は嫌えど

細断すれば飾る

好機などは無く

手遅れが語らう

 

人形のままなら

僕の家族なのに

愛情は残酷だね

欲せば奪われる

 

少女は母の顔で

化物と重なれば

蒐集癖の調べに

不要な肉と化す

 

 

「愛児のソナタ