2015-07-09 ■ 空の海月に 手を伸ばす その猛毒に 命を震わせ 屋上で想い 懲りもせず 追憶の中の 過ちを捜す 飴玉の瞳も 泣き暮れて 舌で転がす 面影に甘え 夏を誓って 散りぬるを 陽炎の如く 輪郭を奪う 「死んだ恋人」