ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


音楽は闇を彩り

罪の転調を重ねる

涙は素直に悼み

囁くほどに傷つく

 

全ては終焉にて

花束を抱えて待つ

果たす誓いの為

虹の袂で穴を掘る

 

秘密に名を与え

空の切迫感に倣う

電波塔を横目に

孤独の酸素を喰む

 

音も花も青空も

僕は害意と見做す

苦悩は喉を潰し

神の詞を触れ回る

 

 

「悟る人」