ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


横たわる貴方が

失った右足を

捜す旅に出る

心配はいらない

見つけてみせるよ

貴方を組み立て

また遊ぼうよ

指先が震えて

汗が止まらず

真夏の始まり

蝉が発情してる

氷菓は要らない

貴方はもげて

話してくれない

時間も足りない

線路を歩くと

大人のままで

涙が止まらず

いつから僕は

夢を見てるの

全て嘘になって

悪夢はいつ頃

終わってくれる

うわ言ではなく

右足をあげたら

無かった事に

頭蓋を渡せば

呪文も効くかな

そして今にも

目を覚ましたら

朝は退屈で

それが嬉しくて

僕は脳天気に

貴方を待つの

意地悪な貴方

僕を困らせて

笑っているのね

大好きなのに

 

 

「夏のフイルム」