ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


三日に一度は死にたくなって、十日に一度は楽しくなるの。突然全てが嫌いになる時には、その理由さえも完璧に語れるわ。世の中が正しいと決めたものに反吐が出そうよ。でも吐いた嘔吐物の中に希望が無いか手を汚すの。豚や牛のように扱われるのには慣れても、人々の不純な善意には過呼吸を起こしてしまう。貴方を忘れないように走り書きするけど、それも今では意味が無いことね。

私が泣いているという証明の為に、涙は頬を流れていくの。私は天才じゃないかと思うくらい、処方された錠剤が効かないわ。傷ついたふりで傷ついてしまうなら、幼い子供に嫉妬する日々は続くよ。他人の悲愴な不幸を種にして、私の言詞は美しく育っていくわ。哀しみのカタチが選べたらいいのにと、孤独な夜は黙って布団に包まるの。

私の偽物が上手くやってくれるから、本物の居場所は何処にも無いの。汚い口癖はお断りしているので、言葉を選んで他人を咎めて欲しい。桜のトンネルをくぐり抜けた先には、きっと兵隊さんの真面目な顔が並んでいる。核爆弾を子宮に埋めたあとに、貴方に私の具合を確かめて欲しかったの。社会派な人々の相手は疲れるから、視える世界は灼熱の白昼夢だけ。

文学を教養にする時代は終わったと、愛を知らない乾き物が笑うわ。魔女裁判も私怨ばかりだから、私はそっと離れて海へと旅に出るの。死にたい奴は死にたいと言わないって、小さな頃パパに教わったわ。その言葉に生かされている私が、一番惨めだとは知らないままに。貴方の強い言葉は好き。だけど時々その姿に泣きじゃくる子供を視た気になるの。真理は創作の中にだけにあるわ。そしてそれは外には決して出せないものなの。

そして私の哲学はいつも情緒不安定だから。

私が眠るまで付き合ってくれてありがとう。目覚めた時にはきっと消えているね。私の我が儘に付き合ってくれてありがとう。塞ぎ込んでも頼らずに生きてみせるから。私が忘れるまで付き合ってくれてありがとう。思い出せない人々は立派な服を着てる。私を愛してくれてありがとう。写真の貴方は幸せの中で笑ってる。

 

「詩的寝話」