2014-10-12 ■ 僕らが歩くは正解の上 幾重に自分を捨てながら 躓いたなら正しき啓示 幾重に世界を捨てながら 勝者は説話を知らしめる その過程こそが正義なり 敗者は遺恨を語り継ぐ その過程こそが背徳なり 真なる正義は無いのだと 貧しい青年は喚いてる しかし林檎を与えれば 笑顔で口を噤むだろう 死体の山に立つならば 血汐を流すも綻びて 写真に収まる正義など 本質性の欠片も無いぞ 「正義の解」