ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


大いなる幸いは

死路に怒りを持たぬこと

そうだ、と僕は考える

全ての赦しに鳴く鳥の

何と美しいことだろう

 

林檎を齧って手渡した

少女の面影を眺めてる

星々は罪に焼かれても

涙を忘れて唄ってる

 

大いなる幸いは

傍に居ずとも分かること

だって、と僕は信じてる

貴方の居ない夢でさえ

確かに貴方を知っていた

 

笑う髑髏を恐れずに

その手の震えを慰める

星々は死する後に見る

その懸命さで天と成る

 

追わない心で辿り着く

そんな想いも在るのです

 

 

「洗礼者の夜」