ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


煙草を吸う少女が

世界に終わりを連れてくる

手首をナイフで削り

その粉で空をも飛べるのだ

 

少女は何が少ないの

君は切実に尋ねて泣いたから

少ないのは世界の方さ

なんて口八丁も言えずにいる

 

屋上もお風呂場も

死の念願を幾重に重ねている

電車のホームと夜が

透明なアナウンスで演出する

鍵盤の遠い囁きが

少女と僕の隔たりを賛美する

そして此処にある「」に

ようやく何が少ないかを知る

 

 

「少女に少ないもの」