ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


左足を探しています

夏の初めに失った

彼の足を探しています

警報機のない踏切で

お洒落な靴を履いています

投げ出されたのは上半身

何処かに落ちてるはずなのです

車輪の歪んだ自転車が転がり

きっと死ぬまで探します

彼の声さえ忘れてしまえど

左足を探しています

彼は優しい蜃気楼

 

 

「忘れ物」