ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


甘い殺意を齧ったら

臆病な虫歯が痛み出す

太陽は血管を裸にして

そこを流れる卑屈な涎

 

蟻が群がる三丁目

僕の心は陽炎のまま

ナイフの代わりの鉛筆で

震える独白を振り回す

 

好きと嫌いの方程式に

没頭している哲学者

すぐ傍の解を知らぬまま

兵隊さんに殺される

 

複雑というより理不尽な

この感情を生み出したのは

男か女か子供か大人か

「それとも僕は知れぬまま」

 

 

「愛の殺意」